アララ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩井陽介 以下、アララ)は、渋谷区が共催し、渋谷区商店会連合会などからなる「シブヤ・アロープロジェクト実行委員会」と共同で、今後、増えることが予想される外国人観光客や来街者(在勤・在学者を含む 区民以外の渋谷区を訪れる方々)に対しての帰宅困難者対策災害発生時に必要となる一時退避場所(※1)の方角をARを使って示すアプリ「シブヤ・アロープロジェクト」を開発したことを発表いたします。
※1 一時退避場所とは:「渋谷駅周辺地域都市再生安全確保計画」で、発災時の渋谷駅周辺の混乱を防止するため、来街者を中心とした帰宅困難者を一時退避場所へ誘導する「避難誘導計画」を策定。発災時に、一時的に退避する安全な場所として広域避難場所などを「一時退避場所」として定めた。
一時退避場所:代々木公園方面、青山学院大学 【渋谷駅周辺地域都市再生安全確保計画から】
【背景】
渋谷区では、在勤・在学をはじめ、観光などを目的とした来街者が多く、災害発生時の帰宅困難者対策が課題となっていました。特に日本を訪れる外国人観光客が近年増加していることから、渋谷区を訪れる観光客も増えると予想されます。災害発生時、地域の小学校や公園は区民の避難スペースとなるため、来街者に対しては、一時退避場所を知っていただく必要があります。
「シブヤ・アロープロジェクト」アプリは、GPS情報(※2)をもとにパブリックアートと一時退避場所への誘導という2つの役割をもった矢印をスマートフォンの画面上に3DCGで表示。渋谷の雑踏の中で埋もれず、存在感を発揮して記憶に残るような矢印をスマートフォン上で再現しました。「来街者に一時退避場所を知ってもらいたい」という委員会の想いを受け、それを実現するツールとして開発しています。
※2 GPS機能は、方向案内にのみ使用します。
【アプリの特長】
「シブヤ・アロープロジェクト」アプリは、渋谷区の来街者特長も考慮し、国籍、年齢を問わず誰でもすぐに利用いただけるように作られています。
特長1:言語に捕らわれない分かりやすいUI
災害対策アプリであることから、国籍や年齢を問わず誰にでも分かりやすいシンプルな画面構成。一時退避場所が直感的に伝わるよう前面に矢印を表示しています。
特長2:“シブヤらしさ”を取り入れたデザイン
一時退避場所を示す矢印には、“シブヤらしさ”を前面に打ち出したアートデザインを起用。
渋谷の雑踏の中においても、埋もれない存在感を発揮し、記憶に残るデザインを3DCGで再現しています。ヒロ杉山氏のデザインしたオブジェクトを起用。
特長3:GPSを活用した方角表示
GPSを利用し一時退避場所の方角を表示。道順など複雑な情報を省き、方角だけをシンプルに示すことで災害発生時にも活用できるようにデザインしています。
■アプリ概要
「シブヤ・アロープロジェクト」アプリは、ARを活用し、渋谷区の一時退避場所などの方角を「矢印・サイン」で示すアプリです。シンプルなUIで、誰にでも分かりやすく、すぐに利用いただけます。
【ジャンル】地図&ナビ
【価格】無料
【対応機種】iOS端末(iOS9.0以降)、Android端末(Android6.0以上)※GPS対応要
【App Store】
【Google Play】
■「シブヤ・アロープロジェクト」について
「シブヤ・アロープロジェクト」を推進する「シブヤ・アロープロジェクト実行委員会」は、2017年6月に渋谷区共催のもと、渋谷商店会連合会、渋谷駅周辺帰宅困難者対策協議会、渋谷区観光協会、東京商工会議所 渋谷支部などにより発足。“Rock n’ARROW”project(※3)を主催したアーティスト桑原茂一(くわはらもいち)氏の協力を得、来街者に一時退避場所を知ってもらう手段として、「シブヤ・アロープロジェクト」が誕生しました。一時退避場所を指す「矢印・サイン」に“シブヤらしさ”をもたせたアート要素を盛り込み、区内の多くの場所に掲示し災害発生時に備えるものです。【URL】http://shibuya-arrow.jp/
※3 “Rock n’ARROW”projectとは:桑原茂一氏率いるCLUBKING主催。ジャンルを超えたアーティスト達による命を救う矢印(Rock n’ARROW)をTシャツで表現。災害時の矢印(避難誘導サイン)をブランディングする総勢61名が参加した寄付を目的としたアートプロジェクト。売上の一部は、アーティスト自身が自ら考え、選出した団体へ寄付される。
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